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「サーミの血」松江上映会(2016年作品、108分)
日時:1月20日(土)①10:00~11:50 解説40分
②13:30~15:20 解説40分
上映会後、三谷昇さん(アイヌの人たちと共に歩むとっとりの会代表、元鳥取県人権尊重の社会づくり協議会委員)の解説を予定しています。
会場:松江市市民活動センター(STIC) 504講義室
参加費:一般500円 20歳以下、手帳をお持ちの方、介助者無料
主催:多文化共生みっくすさらだ
後援:松江市、フォーラム平和・人権・環境しまね、部落解放同盟
問合先:090-3638-5438(森)
映画「サーミの血」は、サンタクロースの故郷でもあるフィンランド、スウェ―デンの北部ラップランド地方を舞台にした、先住民サーミ人への差別と人間の尊厳を問う作品です。
北欧の国での先住民への権利回復は、1990年以降目覚ましいものがありますが、それ以前は、他の人種よりおとった民族として、きびしい生活と差別を強いられてきました。現在では、サーミ語の普及や文化を学ぶ国立の学校ができ、独自の議会も設置されていす。
日本では2019年に日本で初めて「先住民族アイヌ」を明記した「アイヌ施策推進法」が施行されましたが、アイヌの人たちの「先住民族の権利」は十分な検討さえ行われず、権利回復に至っていなせん。アイヌと名乗れない人たちが多くいる中で、その人口調査も行われず、明治以降の同化政策で生活手段である狩猟や土地、文化を取り上げられてきたことへの反省もない状況が続いています。
今必要なことは、アイヌ語の復権を目指す公的機関の設置(学校制度や指導者の育成)であり、アイヌ文化の根底にある土地や狩猟の権利確立です。
この映画から世界の先住民族の権利獲得の歴史を学び、アイヌ民族の権利回復と理解を深めたいとおもいます。
この映画から世界の先住民族の権利獲得の歴史を学び、アイヌ民族の権利回復と理解を深めたいとおもいます。
予告編