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チュッピーうちわで熱中症予防だ 総社市が全園児に贈る
(山陽新聞:2020年07月17日)

 私の家は小学生の通学路沿いにあり、出勤時にはたくさんの子供と挨拶をするのが楽しみになっている。 現在子どもたちの大多数がマスクを着用している。低学年ほど着用率は高いようにみえる。
そしてこの岡山総社市のニュース
【 園児(6)は「暑いとき、かわいいうちわを使います」と喜んでいた。 】
ち-が-う-だろ~!!違う!
「暑くて苦しい時はマスクを外せ!」となぜ指導できない!!

「コロナ感染者さえ出さなければ、熱中症もしかたない」と言っているようだ。

あまりにも怒りが湧いて、子どものコロナ感染者と熱中症で搬送された人数を調べてみた。
■コロナ感染者 7月19日時点
各年代の合計            24,748 名
10歳未満の陽性者数       409 名 1.7%
10歳代 陽性者数          655 名 2.7%
10歳未満10歳代の死亡数  0 名
※新型コロナウイルス 国内感染の状況 - 東洋経済オンライン

■2019年 熱中症による救急搬送者数
各年代の合計      71,317名
乳幼児:生後28日以上満7歳未満の者 634名  0.9%
少年:満7歳以上満18歳未満の者   8707名 12.2%
※熱中症による救急搬送状況(2015年~2019年)総務省消防庁
19歳未満のコロナ陽性者数は  1064 名。その多くは無症状者だという。
かたや、18歳未満の 熱中症による 救急搬送者数は 9341名。約9倍 
一概に比較できないが、身体的なダメージは 熱中症のほうが大きいと思われる。
マスクの機能は感染者の飛沫防止であり、予防には効果がないことは知られているが、 「みんなが着けているから、あなたも着けなさい」では、感染対策の本来の目的を見失っている。

子どもに着用を一律に求めるのではなく、それぞれの子どもの発達段階、地域性あるいは基礎疾患の有無などを見据えて、マスクを着用させるかどうかを個別に判断するのが大切だと思う。

熱中症のピークは7月、8月です。小学生・園児のマスク着用や過剰な感染対策をもう一度考え直してほしい。

皆さんの意見をお聞かせ下さい。